• アメリカカンザイシロアリってどんな虫?
  • 発見方法
  • 駆除方法
  • 予防方法
  • 事例集
  • お問い合わせ

毒ガスによる燻蒸処理

アメリカなどでは、薬剤による駆除処理よりも、毒ガスによる燻蒸処理が一般的です。 これは、建物をビニールシートですっぽりと覆ってしまい、その中に毒ガスを入れてすべての 生物を殺してしまう、という方法です。 日本でも文化財や古文書の保管庫などの害虫を駆除する場合に採用されますが、費用の面や日本の住宅事情を考えるとあまり現実的な工法ではありません。また、毒ガスは残留効果がありませんので再侵入される恐れもあります。

家屋全体をシートで覆う家屋全体をシートで覆う

燻蒸処理のメリット

  • 建物内にいるすべてのカンザイシロアリの完全駆除ができる。
  • 海外では実績がある。

燻蒸処理のデメリット

  • 費用が高い(国内で施工すると最低百万円以上)
  • 毒ガスを使用するため、近隣へ許可を取るのが難しく住宅地ではほぼ施工不可能
  • 上記に関連して、日本では実績があまりない
  • 施工中は建物内に入ることができない
  • 残留効果がないので、再侵入への対策にはならない

以下参考までにご覧ください

ガスを注入するガスを注入する

【燻蒸処理と使用成分について】

従来、建物の燻蒸処理には臭化メチルが使用され、日本しろあり対策協会が1973年に制定した規定でも臭化メチルを指定していた。しかし臭化メチルは「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書締結国会議」により、2005年1月より、検疫用途などを除き製造販売が禁止となった。
すでにアメリカでは、これら規制がはじまる以前よりフッ化スルフリルが使われておりそのシェアは85%であったといわれている。

【現在燻蒸処理に使用されている成分:フッ化スルフリルについて】

  • 米国ダウ・アグロサイエンスが開発し、1961年に上市された。
  • わが国でも昭和30年代より燻蒸剤として使用されており、カミキリムシ・ゾウムシ・キクイムシ類に有効であることが各種試験でより確かめられている。
  • 殺虫効力が高く・気化後対象物に対し腐食性・反応性がない。
  • 使用後大気中で急速に拡散後分解するので環境を汚染しない。
  • 吸着性が低いために排気時間が短く、長期間残留しない。変異原性、発がん性がない。
  • 無色、無臭で空気より僅かではあるが比重が大きい。
  • 注意事項:万が一現場で燻蒸処理に立ち会う際は、暴露限界濃度5ppm以下になっても専門家の許可なく建物内へは入らないこと。