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アメリカカンザイシロアリってどんなシロアリ?

アメリカカンザイシロアリはレイビシロアリ科に属し、近い仲間にはハワイシロアリ、ダイコクシロアリ、ニシインドカンザイシロアリ等がいます。
いずれも、カンザイシロアリの仲間です。日本ではこれらの種類すべて生息が確認されています。
日本で最も被害が深刻なアメリカカンザイシロアリは、原産地のアメリカ大陸ではカリフォルニアからワシントン州にかけての西海岸に広く分布しています。
日本への移入は輸入家具によるものが主なものとみられていますが、国内の被害地域ではあらゆる被害材の移動や羽アリによって伝播していると見られています。

日本では1976年に初めて東京都の江戸川区で発見されました。 近年では全国各地でみられるようになり、多発地域では深刻な被害が出ている建物もあります。
実は、数年前までは、シロアリ防除業者でさえ一部しか認知していなかった程のシロアリでした。
しかし、近年マスコミで注目されはじめたのをきっかけに全国各地で被害の報告が増え、その名を知られるようになりました。

現在では、全国に広く薄く生息していますが、多発地域では深刻な問題になっていることもあります。 今のところ、北は宮城県仙台での発見が最北で、都道府県別に見ると、山形県、福島県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、富山県、福井県、三重県、和歌山県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、高知県、福岡県、熊本県、長崎県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県各地に局部的に、しかも集中的に分布しています。
これらはシロアリ防除業者の報告によるものですが、いまだ多くの場合、発見されていないだけということも考えられます。

日本でのアメリカカンザイシロアリの分布図(平成21年8月現在)

日本でのアメリカカンザイシロアリの分布図

大きさと特徴

擬職蟻(ぎしょくぎ)・・・いわゆる働きアリ
体長は5~8mm程度。日本の主な種類であるヤマトシロアリやイエシロアリと比べ、平均的に一回り大きいです。
カンザイシロアリの若い個体は脱皮後に羽アリや兵隊アリや生殖虫になる可能性があるので「擬職蟻」と呼ばれます。

兵蟻(へいぎ)・・・兵隊アリ
体長は10mm程度。頭部と顎のみ異常に大きく、褐色なのが特徴です(体は白色)。凶暴なイエシロアリと比べると、攻撃性はさほど強くはありません。
戦う兵隊というよりは、コロニーのために犠牲になるような存在です。
大きすぎる顎のため、自分では餌をとることができず、擬職蟻から分け与えてもらいます。

ニンフ・・・羽アリの前段階
体長は7~8㎜程度。次に脱皮する時は有翅虫になるので小さい翅の様なものが付いています。色は擬職蟻と同様です。

有翅虫(ゆうしちゅう)・・・羽アリ
体長は7mm程度。翅を入れると10ミリを超えます。全体的に褐色をしています。光の加減では翅が虹色に見えることもあります。
※「有翅虫」は、翅(はね)の有る虫の意です。

落翅虫(らくしちゅう)・・・羽アリが翅を落としたもの。
体長は7mm程度。一見するとゴキブリの幼虫のようにも見えます。この落翅虫が、女王や王となり、新たなコロニーを作るきっかけになります。

生殖虫(せいしょくちゅう)・・・女王アリと王アリ
体長は10mm程度。落翅虫のお腹を膨らませたような感じです。一見しただけでは女王か王なのかはわかりません。
シロアリはオスとメスが常に一緒にいて繁殖行動をしますが、アメリカカンザイシロアリについても同様です。

擬職蟻 擬職蟻

兵蟻 兵蟻

有翅虫 有翅虫

落翅虫 落翅虫(左の二頭)